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沖縄空手STYLE―格闘技通信SPECIAL
4月 30th, 2007 by icofit

沖縄空手STYLE―格闘技通信SPECIAL (B.B.MOOK―スポーツシリーズ (427))

私は高校時代に剛柔流空手を習っていて、道場には東恩納寛量流祖、宮城長順開祖、そして比嘉世幸先生の写真が飾ってありました。こんなこともあって、今でも「空手」「沖縄空手」についてはひとかたならぬ興味を持っています。
この書籍も上記のような理由で購入した一冊なのですが、私にとっては大きな見所が二つありました。それらはいずれも、女性空手家の技量と可能性に関わる記事です。
まずは、小林流神人武館の女性師範の演武をカラー写真で紹介したページに釘付けになりました。電話帳の1ページをボクシングのパンチングバンテーブルからつるして、ひもをくるくる回して不安定な状態にします。その紙に突きを入れ、2つに裂くのです。さらに2分の1になった紙に突きを入れて、それも裂いてしまう。
これはとても難しい技だと思いますが、なによりすごいと思うのは、顔の表情が全く変わっておらず、あごの力も抜けていることですね。
私も5センチくらいの距離から突く寸勁という技術でローソクの火を消したり、同じく寸勁で30cm離れたところに立てた鉛筆を倒すなどの練習を一時行っていましたが、半分の大きさの大きさの電話帳の紙を切れるかどうかはわかりません。ちなみに、昨日厚めのインクジェット用紙で試してみたら、残念ながら寸勁では切れませんでした…。固定に使うクリップの重さや紙の厚さの違いもあると思いますが、おそらくはかなり難しいデモンストレーションになるのではないかと思います。

もう一つ私が驚いた記事は上地流山会の師範の娘さんの三戦(サンチン)の演武の紹介ページです。単なる型の紹介というのではなく、女性がその型を行っている状態で、別の男性の門弟が思いきり膝の上の外側の部分を思い切りローキックで蹴っているのです。写真の蹴り方で見る限り、私が蹴られる立場だったら一発で倒れますね(笑)。脇を正拳で突かれても表情を変えていません。
私も高校時代に三戦を毎日練習していたころはよくいろいろな場所を突かれたり蹴られたりして、私は比較的打たれ強いほうだと思っていましたけど、当時はまだまだ伝統空手にフルコンタクト空手の技術を取り入れるような風潮もなくて、回し蹴りを思い切り蹴られたことはなかったです。

これらの女性お二方の記事を見て、女性のポテンシャルのすごさに改めて驚嘆しました。

MTBベストセットアップ
4月 30th, 2007 by icofit

もちろん私が上手ではないこともあるのですが、昨年一緒に走った人から「私がセッティングに無頓着である」ということを指摘していただきました。同時に、研究を重ねたと思われる彼の自転車にも乗せていただいて、機材選びとセッティングというのはこんなにも大切なことなのか、ということを体で理解したのでした。実際、乗り慣れたCannondale Prophetより初めて乗ったSanta Cruz NOMADのほうがずっと乗りやすくて怖くなかったですからね。
その後、Prophetのほうも自分なりにセッティングを変えたりチューニングしたりしたので、きっと前ほど怖くなくなっていると思います。
その際に役立ったのが、この「MTBベストセットアップ」でした。
ポジションがあり、それに合わせた段階的なセッティングの詰め方が勉強になりました。
また、プロの選手がなぜ一度決めたセッティングをあまりさわらない(ように見える)のかについてもその理由が述べられています。
まだまだ勉強が必要ですね。

スポーツトレーナーが指導しているこれが正しい筋力トレーニングだ!
4月 28th, 2007 by icofit

東京大学大学院の石井直方教授がその推薦文にて「トレーニングの基礎理論と具体的方法が研究者の視線ではなく、現場指導の視線で捉えられている」と表現されていますが、まさしく現場で指導に当たっているトレーナーのみなさんがまとめた書籍、というところに価値があると思います。
タイトルに「スポーツトレーナーが指導している」とありますが、もちろんこれは「21世紀筋力トレーニングアカデミー」という団体の所属トレーナーの話です。ほかの各団体、各トレーナー個人がこれと同じ筋力トレーニングを行っているとは限りません。しかし、「21世紀筋力トレーニングアカデミー」は10万人分ものデータを持っているということですから、私たちのような末端の指導者にも参考になることがたくさんあります。

全体的には選手を対象にした入門編の書籍、といえます。必ずしも私の捉える認識と、この書籍の認識が一致したとはいえないのですが、現場でありがちな初歩的なミスを正しい考え方に導く、という導入がうまくなされていると思います。
実践編の種目紹介も多くはありませんが、これから正しい筋力トレーニングを採用しようとしている選手やコーチが再学習するのには最適な数になるのではないかと思います。その分、一つの種目に3ページ近くを費やし、正しいフォームと誤ったフォームを対比してくれているのです。

このように、初期のトレーニングを重視した作りであるため、短期的・長期的なスパンでのピリオダイゼーション(区分け)・トレーニング・プログラムを組むためには別の資料が必要になるでしょう。

達人〈第1巻〉武の極意を目指し、歩み続ける者たちへ (単行本)
4月 25th, 2007 by icofit

達人〈第1巻〉武の極意を目指し、歩み続ける者たちへ (BUDO‐RA BOOKS)

この「達人」シリーズ。最新刊が出るたびに購入しています。
実は私がこの「達人」シリーズに期待しているのは、実はブルース・リーに関する新しい資料が出てこないか、ということ。しかし、第4巻までには彼本人は登場しません。
しかし、彼に非常に縁の深い武術家で、一番弟子とされているダン・イノサント先生が紹介されています。イノサント先生は数多くの武術を深く修行されている方なのですが、今回この書籍でたくさんの写真が資料的に公開されたことにより、「やはりすごい雲の上の先生なのだ」と改めて認識しました。
実は1994年(だったかな?)のブルース・リーの誕生日ごろに来日されたことがあり、2日間開かれた講習会に参加させていただいたことがあります。私が強烈に記憶しているのは、先生のナイフの技術ですね。私たちが持っているナイフ(模擬刀)を頬とか脇腹などに当ててあっと言う間に取り上げ、逆につきつけてくるのです。一瞬のことで、最初は何をされているのかさっぱりわかりませんでした。かといって先生の解説されるとおり、ゆっくりとやってみても先生と同じようにナイフを取り上げることはできません。先生はゆっくり動かそうと早く動かそうと、関係なくスムースにナイフを取り上げてしまいます。
もう一つ印象に残っているのはイノサント先生と弟子の中村頼永先生のOne Hand Sticky Hand(単黐手)ですね。この講習会で私は私が過去に所属した詠春拳スクールの現役の生徒さんと組んで練習したのですが、イノサント先生と中村先生の行うデモンストレーションはスムースではあったのですけど、詠春拳のものとはちょっと違っていました。

付属のDVDはまだ見ていないのですが、今度見てレビューしようかと思います。

アスリートのためのコアトレ―100のエクササイズ12の処方箋
4月 20th, 2007 by icofit

その昔、空手をやっていた私が中国武術の練習を始めるようになったころのこと。中国武術の先生や先輩方は私の関節や筋肉が固いことを盛んに指摘してきました。180度近く開脚できて、なおかつ上半身を床につけることができる私の関節や筋肉が「固い?」。
「力が入りすぎているんですよ。」
「力を抜きなさい。」
「力が抜けないと、筋肉の(使い方の)再学習ができないから。」
この先生と武術に出会ってから、私は体に対する認識が大きく変わったわけですが、本日この書籍を読んでそのときのことを思い出しました。
当時の私は、その中国武術の最初の型を練習することで、「脱力」を進めました。もちろん、それまで練習していた空手にもそういう鍛錬法はあったのですが、中国武術のほうは「先人の感覚」を「自分の体に再現」するための指導法がもっと体系化されていて具体的だったと思います。
この武術の基本型はきわめて高度なディファレンシャル・リラクセーションを実現するものでした。ディファレンシャル・リラクセーションとは、必要な筋肉がその動作を行うために最低限の努力で働き、それ以外の筋肉はギリギリまでリラックスしているような状態のことです。
ただ、このような練習を行ったとしても、中心軸を作る脊柱を重力から解放することは困難です。私自身、脊柱の状態については理想的な状態を保っているとはいえず、さまざまな方法を試行錯誤中なのです。

そういった難問を解決する一つの手段が、この書籍に紹介された一連のプログラムです。
「コア」の基礎知識から「コア・リセット」の実践。その後の筋の「再教育」。さらに、各スポーツ向けのコアトレのプログラム処方が紹介されています。
「コア」というと、ずっと昔からいろいろなことが言われ続けていますが、非常に漠然として曖昧です。しかし、この書籍では著者の有吉先生なりのコアを(というふうに、きちんとことわっていらっしゃるところがすばらしいと思う)、非常に具体的に、解剖学的な基礎知識も含めて解説されているのです。個々の筋肉にふれたものは多いのですが、よく見ると、それらの筋肉の連携についてまで言及されているではありませんか。ちまたにはさまざまな身体運動の本があり、私も大変参考にしてはいるのですが、あまりにも曖昧すぎてどうにでも解釈ができるため、煮え切らない気持ちになることが多々あります。しかし、この書籍は一般の人やアスリートに対する情報の「透明度」が高いと思います。つまり、「客観的に再現できる形」で伝わる、ということです。

私が特に興味を持ったのは、コアの「リセット」(本来あるべき姿に戻す)の部分です。この方法で紹介されているストレッチポールを使うなら、確かに脊柱を重力から解放できることでしょう。私が、空手や中国武術を習っていた当時にこの方法を知っていたら、おそらく脱力と筋の使い方の再学習効果はずっと高まっていたと私は思います。

有吉先生の書籍については、さらに読んでみたいと思いました。

使える筋肉・使えない筋肉 実技編―強くて使える筋肉をつくるトレーニング法120
4月 18th, 2007 by icofit

以前このコーナーでも紹介させていただいた『使える筋肉・使えない筋肉』の続編です。
使える筋肉・使えない筋肉』には大変啓発されたわけですが、今回の実技編はそれ以上のインパクトがありました。
現在、競技能力を高めるための補助トレーニングとしてウエイト・トレーニングを行っている方々には即、役に立つと思います。私自身、自分のためにトレーニングにいろいろな工夫を盛り込んでいるのですが、それらはすでに名前をつけられ確立されたメソッドであることをこの書籍によって初めて知らされたり。
筋トレのプログラムを筋肥大 + 筋力向上目的、筋肉の力の発揮の仕方を改善する目的に分けたものは今までにもよく見かけましたが、この書籍は前者を「ヘビー系」と「トニック(パンプ)系」に分け、それぞれに具体的なやり方とプログラム処方を紹介した点で画期的だと思っています。もちろん、多くの経験者がそういったものが存在して、実践をしていると思うのですが、これだけ整理して、その組み合わせ方なども含め紹介しているのを見たのは私は初めてです。

また、各種目に関する紹介の仕方がなかなかいい。フィットネスクラブなどでは、実際どの筋肉を使っているかわからない、という声をよく聞きますけど、重要なポイントについて簡潔にわかりやすくまとめています。いい例と(現実的な)悪い例を写真で見比べられるのはとてもいいと思います。誌面の関係もあり、詳細、というわけではないのですが最も注意すべき点をピックアップして紹介しているので、かえって迷わずに済むかもしれません。
筋肉の力の発揮の仕方を改善するためのエクササイズについては、筋肉のフルストレッチをねらったり、チーティングを取り入れたりしているため、写真だけでは難しく感じるかもしれません。こういった書籍にはDVDが付属するとよりいいのではないかと思います。

現在、この書籍を読み終えたあと、谷本先生の『筋トレバイブル[アスリート編]』と『筋肉をつける、使う、ケアする』と見比べたりしているのですが、これらについてはまた別のコーナーで紹介させていただきたいと思います。ちなみに、後二者は中身が同一みたいです。

笑って勝つスポーツメンタルトレーニング
4月 17th, 2007 by icofit

結構前に購入していたのですが、ようやく本日読み終わりました。
本屋さんやAmazon.co.jpに行ってしまうと、どうしても興味が新しい本に移ってしまって、いつの間にか読み忘れたり、途中まで読んでそのままになってしまっている本がかなりあります。技術書や学術書は必要な部分だけをピックアップして読むということもよくやりますから、必ずしも全部に目を通していなかったりするんですけど。
メンタルトレーニングの本は以前から読んだりしていたのですが、私の場合はどうしても肉体的な技術の研鑽とか、筋力トレーニングなど、目と鼻の先のわかりやすいものに惹かれがちで、おろそかになりがちです。今回、この書籍を読んで改めて、半ば形だけになりつつあった私のメンタルトレーニングを再計画しよう、という気になりました。特に、著者の専門が剣道とのことで、武道をエクササイズの一つとしてずっと取り入れてきた私にとっても相性がいい内容であったといえたかもしれません。
この書籍は、主にスポーツ選手やその指導者をターゲットにした読み物です。ですが、内容が平易で優しいので、必要な部分だけピックアップすればサラリーマンや主婦の健康管理にも役立つのではないかと考えました。リラクセーションやサイキングアップの具体的な方法も写真入りで解説されていますので、とりあえずこれからメンタルトレーニングを始めようという人も始めることができるかな、と思います。ただ、私はいろいろな場所で実技指導を受けているのですぐに理解できますが、特にリラクセーションのテクニックである「漸進的筋弛緩法」や「自律訓練法」は、その意味合いや各エクササイズの意義をすぐにつかむのは難しいかな、とも感じました。本格的に取り入れたい場合は、両者とも読み物レベルで掘り下げた書籍が存在するので、そういったもので各エクササイズの意味と意義を勉強したほうがモチベーションとその後の効果をあげることができると考えます。

また、文章の量はかなり多かったのですが、全体的に同じことが何度も出てくるような印象がありました。これは、雑誌の連載を書籍にしたことによるものなのかもしれません。

今日も注文していた新しい本が5冊届いています。ちょっとペースを上げていかないと。

ウソが9割 健康TV―その健康食信じてはいけません!
4月 16th, 2007 by icofit

1回1回の放送が消費者の購買を大きく左右するモンスター番組だった「あるある大辞典」ですが、TVの情報番組のあり方について、改めて深く考えさせられる機会となりました。
私もまさか「ねつ造」を重ねているとまでは思っていなかったのですが(ほとんど見ていませんでしたし)、ときどきテーマが運動や減量の話に及ぶと、いろいろな方から問い合わせをいただいたものです。
問い合わせをいただくたびに公式サイトで何が放送されたかを調べたものでしたが、各テーマの掘り下げ方がとても強引であるというのは感じました。私のサイトを検索すると、あるあるに関する過去の書き込みがヒットしますが、それぞれのテーマについて、好都合な考証しかしていないため、私は真剣に論ずるに値しない、というような態度をとっていたことが多かったようです。それはもちろん、ICO以外でもそうだったので、ときとして企業クライアント様を困らせることもありました。

私もそんなに真剣に見ていなかったので指摘はしなかったのですが、今回紹介するこの書籍では、各回で平気で矛盾することをテーマとして扱っていたといいます。まあ、各回のテーマについて不都合なことは書けないでしょうから、テーマが変われば全く反対のことを放送する、といったことも起こりうるのでしょう。
この書籍ではあるある以外の健康番組もやり玉に挙がっています。その中には私もたまたま過去に目にしたことがある番組もあります。「こんな限定的な情報を確定的に伝えていいのかな」「これは別の観点から見たら完全に誤りを指摘されるな」というようなものもありました。

あるあるの直前にも、テレビ番組が適当に流した情報によって体調不良を起こしたケースがありました。あの放送はもちろん軽率すぎたのですが、今後は消費者側も常識的に情報を選別する努力は必要ではないかと思います。
この書籍の内容も100%が正確なのか私にはわかりません。また、ICOで公開している情報も、古いフィットネスインストラクターの目、というフィルターを通した情報ですし、別の観点から評価したら古い理論だったり、すでに誤った情報となっていたりする可能性もあります。もちろん、気づいたり、指摘を受けたものは修正をかけていますが、必ずしもすべての人に当てはまるものではありません。

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