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拳法教程 (1978年)
5月 25th, 2007 by icofit

拳法教程 (1978年)

Amazonのほうで検索して、なんか引っかからないなー、と思っていたら、なんと本のタイトルが『拳法教程 (1978年)』ではなくて『挙法教程』になっている…。一般的にはよくある間違いなんですけど、Amazonにもあるんですね。
さて、このタイトルの「拳法」とは澤山宗海先生が創始された「日本拳法」のことです。この武道からは過去にキックボクシングやボクシングのチャンピオンが何人も輩出されていますが、彼らの異常なまでのストレートパンチの強さが記憶に残っています。たとえばキックボクシングの猪狩元秀先生などは現役時代に勝利した試合の実に9割ものKO率を誇っていたと言われます。そのストレートパンチは空手やボクシングほどひねるものではなく、ちょうど45度ほどに倒した拳で相手を突くものだったらしいのですが、それはおそらく日本拳法の「縦拳突き」に由来するのではないかと思います。しかも、基本フォームを見てみると、肩からではなく体の中心からまっすぐ突きを出すようにしているのがわかります。これは、私が過去に勉強した香港の詠春拳も同じですし、その詠春拳をベースにブルース・リーが創始した截拳道(JKD)においてもその影響が色濃く見られます。詠春拳は胴体をあまり回しませんが、日本拳法ではしっかり肩を入れて打っているように見えます。

この書籍は手帳サイズで、携帯できるようになっているのですが、その中にかなりの情報を詰め込んでいるので、活字が極端に小さくて読みにくい、という弱点も…。しっかり読もうとすると結構疲れますね。しかし、組み手写真などでは若い頃の猪狩元秀先生と長江国政先生がモデルをつとめており、これは貴重な一冊だと思います。

私は1989年12月にこの書籍を古書で入手していますが、この時期は大阪に住んでいた頃です。近くの古書店がこれはまたすごくて、ブルース・リーの貴重な香港雑誌や武道の本がわんさとおいてありました。ここぞとばかりに買いまくったことを覚えています。

栄光への軌跡―日本格闘家列伝
5月 13th, 2007 by icofit

栄光への軌跡―日本格闘家列伝

1997年の本ですが、最近近所の古書店で入手した1冊です。
私は高校時代から20代前半頃、モチベーションを高めたり維持するのにいろいろな格闘選手の自伝や伝記などを読んでいました。今見直してみるとそのほとんどが空手関係。そのほかもボクシングやキックボクシングなどの打撃系格闘技選手のものですね。その後しばらくは技術書や専門書などを読むことが多くなり、また最近になっていろいろな人の伝記などを読むようになってきました。
この書籍には私よりかなり上の世代の人の体験がつづられています。上記したように私は空手以外の選手の体験はあまり読んだことがなかったので、柔道やレスリングの選手の話が新鮮でした。また、あまり苦労せずに育った私にとっては、戦後、あるいは戦中の彼らの壮絶な生き様が印象に残りました。何をするにしても、私はまだまだ努力が足りない、と再認識させられました。
一人一人の項がさほど長くないのでもっと読みたいという気持ちになりましたが、それぞれの皆さんにスポットを当てた書籍もありますので、改めてそちらを読み直してみたいと思いました。

達人〈第1巻〉武の極意を目指し、歩み続ける者たちへ (単行本)
4月 25th, 2007 by icofit

達人〈第1巻〉武の極意を目指し、歩み続ける者たちへ (BUDO‐RA BOOKS)

この「達人」シリーズ。最新刊が出るたびに購入しています。
実は私がこの「達人」シリーズに期待しているのは、実はブルース・リーに関する新しい資料が出てこないか、ということ。しかし、第4巻までには彼本人は登場しません。
しかし、彼に非常に縁の深い武術家で、一番弟子とされているダン・イノサント先生が紹介されています。イノサント先生は数多くの武術を深く修行されている方なのですが、今回この書籍でたくさんの写真が資料的に公開されたことにより、「やはりすごい雲の上の先生なのだ」と改めて認識しました。
実は1994年(だったかな?)のブルース・リーの誕生日ごろに来日されたことがあり、2日間開かれた講習会に参加させていただいたことがあります。私が強烈に記憶しているのは、先生のナイフの技術ですね。私たちが持っているナイフ(模擬刀)を頬とか脇腹などに当ててあっと言う間に取り上げ、逆につきつけてくるのです。一瞬のことで、最初は何をされているのかさっぱりわかりませんでした。かといって先生の解説されるとおり、ゆっくりとやってみても先生と同じようにナイフを取り上げることはできません。先生はゆっくり動かそうと早く動かそうと、関係なくスムースにナイフを取り上げてしまいます。
もう一つ印象に残っているのはイノサント先生と弟子の中村頼永先生のOne Hand Sticky Hand(単黐手)ですね。この講習会で私は私が過去に所属した詠春拳スクールの現役の生徒さんと組んで練習したのですが、イノサント先生と中村先生の行うデモンストレーションはスムースではあったのですけど、詠春拳のものとはちょっと違っていました。

付属のDVDはまだ見ていないのですが、今度見てレビューしようかと思います。

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